研究開発|化学系(技術研究所)の仕事

未知のテーマに挑み

新たな会社の柱となる新製品開発を目指す

米澤 宗晴 技術研究所
2010年入社/理工学研究科 応用化学専攻 修了

私の仕事、苦労と醍醐味

常に新しいテーマに挑む新製品開発

技術研究所は①せっこうボード、②工業用焼石膏(美術用・歯科用等)、③プラスター、④パテ、⑤企画のグループに分かれています。私はせっこうボードグループに所属し、主に新製品開発および既存製品の改良に取り組んでいます。また、工場で生産しているせっこうボードの定期検査を実施し、品質の維持向上にも努めています。

未知のテーマに挑む新製品の開発では、知識やノウハウなどすべてをゼロから積み上げていかなければなりません。私は以前、外装下地用のせっこうボードの開発に携わりました。従来、せっこうボードは内装の用途がほとんどでしたが、新規市場に切り込むため、高い防水性能とカビへの抵抗性を備えた新製品の開発を目指しました。新たな特性の実現のために、さまざまな添加剤や防カビ剤について研究し、それらを組み合わせて数えきれないほどのテーブルサンプルを製作。失敗の中から新たな発見をして、データとして積み上げていきました。そして工場で試作品を生産した後、長い時間をかけて耐久テストを行い、やっと製品として送り出すことができました。

この製品は、今ではこれからのせっこうボードの可能性を広げるものとして大きな期待が寄せられています。このような製品開発に関われたことが開発者としての大きな誇りであり、やりがいとなっています。そして現在も、新たな用途のせっこうボード製品の開発に挑戦しています。

学び、今後の目標

将来は会社の柱となる製品の開発を目指す

企業の研究活動では開発のスピードも要求されます。仕事を学ぶには、自分で参考文献やデータを調べて勉強することも大事ですが、人に「聞く」ことが早道だと考えています。上司や先輩に聞く場合、知識だけでなくプロジェクトの進め方や社内調整の仕方など、効率的に仕事を進める方法までアドバイスしてくれます。聞いたことは必ずメモを取ることで、一つひとつ自分のものにして成長することができました。一人で抱えて足踏みしてしまうより、人を巻き込んでスピーディーに解決策を導くことも大切な仕事のテクニックだと思います。これまでは与えられた仕事をこなすことで精一杯でしたが、今後は吉野石膏という会社の中で、自分が何を求められているのかを俯瞰的に考え、仕事の質を高めていきたいと考えています。

入社後、最初はパテや石膏以外の建材の研究からスタート。現在は、当社の主力製品であるせっこうボードの研究をしていますが、石膏の知識やボードの製造技術、特許法など、まだまだ学ばなければいけないことは山ほどあります。そのような知識や技術を自分のものにした上で、さらに、せっこうボードの分野にこだわることなく、将来、当社の柱となるような新製品の開発を成功させることが私の夢です。

エピソード

研究開発のその先にあるものをイメージせよ

学生時代、研究職は研究所で実験台や測定機器に向かって黙々と研究に没頭するイメージでしたが、せっこうボードの開発では研究所の外に飛び出すことも珍しくありません。ある時は製造現場でオペレーターの方々と協力して試作品を作り上げたり、またある時は営業に同行して建築現場を訪問し、技術的な質問に答えたり、自ら施工実演をすることもあります。せっこうボードは施工する人や建築した家に住む人など、多くの人々がいろいろな立場で関わる製品です。現場を見たり、お客様と話をすることにより、利用シーンやニーズなどをイメージでき、製品開発の本当の意味を理解することができました。

みなさんも、研究という言葉にとらわれず、その先にあるものを考えて仕事を選ぶことで、視野を広く持つことができると思います。

1日の仕事の流れ

ミーティング

グループごとのミーティングで、前日の業務の報告と本日の業務連絡を行います。

サンプルテスト

開発しているせっこうボードの試験サンプルのテスト。圧縮強度や曲げ強度を測定します。

上司に報告

本日の試験結果と進捗状況を上司に報告します。

報告書作成

試験データをまとめて報告書を作成し、翌日の準備をして退社。

My Item

「ノート」入社以来、先輩のアドバイスや覚えておくべき知識を書き溜めた25冊のノート。1年間で、5〜6冊のペースで増えています。折に触れて見返す、無くてはならない私の仕事の宝です。

思い出の1枚

入社以来、技術研究所スキー部に所属し、毎年、苗場に合宿に出かけています。研究所長も一緒に、1日中滑りまくり、夜はみんなで食事を作って酒を片手に和気あいあい楽しんでいます。後列左から3番目が私。

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